about usFurisode Flower日記
自己紹介
Furiosde Flower 担当の渡辺です
自己紹介をします♪
着付け歴は26年(2024年時点)
・美容師免許、管理美容師免許所持
・厚生労働省の着付技能検定の1級2級合格
・認定車いす着付師 基本・応用・プロコース終了
・Furisode Flower きつけ教室 開催
・Furisode Flower 責任者
元々は美容師として美容室としてヘアを担当していましたが、現在は着付け専任になりました。
・美容師として働いいていた初期は世の中に子供写真スタジオはなかった時代なので、美容室で七五三のお支度をするのが当たり前の時代。
先生のヘルプをしながら、たくさんの着付けやヘアセットを目近で見ることができ、貴重な経験をさせてもらいました。
・お客様で現役の美容師さんがいました。
着付けを習ったらどう?という話が出ましたが、全く着物に興味がなかったので、行動に起こすことはありませんでした。
その後出産し、保育園に助けてもらいながら、仕事と育児の毎日でしたが、勤務していた美容室の都合で一時的に美容師の仕事から離れた時期がありました。
その時期に、着付けを習いたいと思い立ち、勉強をしまくりました。
なぜ、その時に着付けを習おうと思ったのか、今では思い出せないのですが、美容の世界から一旦離れたことで、将来、自分がどう生きたいか、見つめる時間ができたのかもしれません。
・最初に通った着付けスクールが1クールでつぶれてしまって、その次に出会ったのが運命でした。
全国婚礼美容化協会で活躍されていた石鍋先生に出会い、初予会にお世話になりました。
着付けの基本の美しさ、教科書では教えてくれないような実例など、たくさんのことを教えていただきました。
着付けの知識はゼロに近かったので、先生と先輩方の話や先輩の質問の内容がちんぷんかんぷんでしたが、必死にメモを取りました。
その当時は何について話しているのか全く分かりませんでしたが、「実践の着付けでとてもためになることを話していた」というのは後になってわかったことでした。
話すレベルが違いすぎたんです。
でもそんな環境で学ぶことができ、幸せでした。
人は大人になるにつれ、指導される立場から指導する側に回っていきます。
当然怒られることなんて減ってしまいますが、石鍋先生には怒られまくりました。
先生も本気。生徒も本気。
先生が伝えてくれたのは
【基本を大切にすること】
【帯の柄を大切にすること】というものでした。
帯には向きがあります。
逆になっていないか?
柄を殺していないか 活かしているか?
「何センチの所でこう折ります」 ではなく
柄をみて 「この柄を活かすから、この柄が見えるように折ります」という感じ
この教えが私の着付けの基本です。
まだまだ、未熟でしたが、スタッフへの着付け指導をスタート。
お客様への卒業式、浴衣の着付けもスタート。
成人式は最初は王子店、川口店のメンバーも集結して、赤羽店にて行っていました。
現在成人式は王子店、川口店、赤羽店の3か所にて行っています。
美容師さんや一般の方向けに、きつけ教室を開催。
そして2022年着物レンタル店【Furisode Flower】をオープンすることができました。
美容師さんってカットのやり方を学んで、人形で練習します。
頭の形、髪質、生えグセ、毛量などが違うためにカットは難しい技術です。
着付けは・・・
お客様の体形、身長(高いか低いか)(胸のボリューム、お尻や腰の張りなど)だけでなく
着物の種類(正絹か化繊か)、
帯の状態(硬くて重いのか、柔らかくて、芯がないのか)などの着物そのものの状態と
その着物がお客様のサイズに合っているのかどうかなどによって、難易度が全く違います。
技術として、やり方を覚えるだけでは全くダメで
【対応力】と【即断力】が必要です。
世の中には成人式の話として、「着付けが苦しくてもう着物は着たくない」「成人式の途中で倒れてしまった」そんな話を聞くことがあります。
残念ながら【未熟な美容師が着物嫌いの人を増やしている】現状がまだまだあるようです。
短期間で練習し、安い料金でお客様を着付けている という美容室もあります。
成人式は美容学校の生徒が担当する、という大手美容室さんもあります。
私たちは、1年中、定休日に着付けの勉強会を行っています。
社内テスト、自主練習の写真添削、SNSを利用しての自由な時間で着物に関する情報を確認できるようにしています。
着物は奥が深く、まだまだ知らない事だらけ。
最近では、帯締めを作る組紐も通い、絹糸の奥深さを学びました。
1本の糸は細いけれど、束にして、撚り(より)を掛けたり、掛けなかったりして、柄を組んでいきます。
1日に少しずつしか出来上がらない、本当に細かい作業。
また和裁も習い始めました。
着物は直線でできている と思っていましたが、単なる直線ではないことを知りました。
海外ミシン製が多い中、手縫いで作ることで、【ミシンの穴が開かないから、サイズ直しができる】という
日本古来のリサイクル精神に感動しています。
着物には多くのパーツがあり、それぞれ意味があり、見えない部分にも
着やすさの為の工夫がある そんなことを知ったので、
今まで以上に丁寧に着物を扱うようになりました。
技術が上手な人は山のようにいます。
自分が上達するだけでなく、スタッフさんも一緒に成長できるように・・・
さらにはお客様も着物に親しんでいただけるように・・・
これからも着物を広めていきます!
これからも毎日が勉強です!